AirPodsを購入してみたが、結論として私には合わないイヤホンだった。そんなAirPodsを自分なりにレビューしてみたいと思う。どんな人にあっていてどんな人に合わないイヤホンかの参考になればいいと思う。
AirPodsを購入した動機
ついこの前iOS12がリリースされ、早速普段使用しているiPhoneXとiPad mini4にインストールした。iOS12は動作も軽くなり便利に利用していたのだが、唯一の不満として、iOS12にしてからBluetoothのイヤホンの調子がおかしくなった。
繋がらなくなるわけではないが、接続が瞬断するようになり、繋がっている時もデータの転送速度が低下しているためか音楽のビットレートが下がり音質が下がるといった現象が発生していた。
車のカーナビではそのような現象が発生していないのでおそらく機械の相性に左右するところはあると思うが、iOS12で現在使用しているBluetoothイヤホンとの相性が悪くなってしまったのだと思う。
そんな中、新しいイヤホンを購入しようと考えていたところ、Appleの純正のAirPodsであれば相性問題も発生しないと思い、購入に至った。
AirPodsは確かに素晴らしいイヤホンApple製品との相性は抜群
AirPodsについては発売からすでにかなりの月日が経っているため色々なところでレビューされているため、今更レビューはいらないと思う。が、AirPodsを購入した人は誰しもこう書きたくなるであろう、Apple製品との相性は抜群。
箱を開けてすぐに使えるようになるのはApple製品ならではだと思う。蓋を開けたらiPhoneの画面にサッとバッテリー残量が表示されて、iOSとの連携の強さを感じさせる。
なにより素晴らしいのはケースの出来
AirPodsはケースの完成度が素晴らしい。
ケースの蓋は程よいマグネットで固定さており、開け閉めが気持ちいい。
イヤホン本体も程よいマグネットで固定されており、しまう時もカチャっと気持ちがいい。この出し入れの気持ちよさはAirPodsを取り出して音楽を聞こうかなという気分にさせてくれる。びっくりするほどイヤホンの出し入れがスムーズなので音楽を聴き始めるのに抵抗がなくなる。
それでもAirPodsは自分には合わなかった
Apple製品との連携も素晴らしい、イヤホンの出し入れすら気持ちいいAirPodsだが、残念ながら自分の使いかたにはマッチしていなかった。
電車に乗っている際の遮音性について
私は電車通勤で、イヤホンを使用する場所は主に電車の中だ。しかも音楽をメインで聞いているのではなくAmazon primeビデオで映画を観たりアニメを観ている。そんな中、AirPodsだとあまりにも遮音性が低いため電車の音でセリフが聞こえない。
特に私の乗車している電車はちょっと古いローカル線でとにかくエアコンの音がうるさく、その音がガンガンAirPodsを突き抜けて聞こえてくる。iPhone側で音量を50%ぐらいにしていると正直なんの音楽がなっているか判別できないほど遮音性は悪い。もう少し音量を上げてやれば聞こえるのだとは思うが、これだけ遮音性が低いとなると音漏れも気になり音量をあげることができない。
マルチポイント接続について
私はいつも通勤時にiPhoneとiPad mini4を持ち歩いている。iPhoneは歩いている時の音楽やradikoでラジオを聞くときに使い、iPad miniでprimeビデオを鑑賞するといった使い分けをしている。
AirPodsはマルチリンクには対応していないため、iPhoneとiPad miniを切り替えるのにいちいちそれぞれの端末上で操作をしないといけない。マルチポイントに対応していればビデオの視聴をやめてiPhoneで音楽を鳴らせば自動的に出力ソースはiPhoneとなる。
ちなみに、マルチペアリングとマルチポイントは別物で、マルチペアリングとは複数のBluetoothの機器との接続情報を保存できる仕組み。マルチポイントとは同時に2つ以上の機器とBluetooth接続ができること。なのでマルチペアリングができるからといってシームレスに接続する機器(音のソースの機器)を切り替えることができるわけではないことに注意。
まとめ
残念ながら私の用途にはAirPodsは合わなかった。私の実体験から以下の人はAirPodsは合わないので注意が必要だ。
- 騒音が大きい(通勤電車など)環境でイヤホンを使いたいと思っている人
- 端末を複数所持しており、両方ともに接続したいと考えている人
もちろんAirPodsは完成度が高く、音質も悪くはない。用途が合えばぴったりのイヤホンだとは思う。
しかし合う人合わない人がいるのもまた間違いのない製品だと思う。
購入を考えている人はぜひ参考にしてみて欲しい。
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