うちの家は昔ながらの音だけが鳴るドアホンを使っており、テレビドアホン用の配線がきていない。そんな家でもテレビドアホンを導入できるワイアレステレビドアホンを購入してみたので紹介する。
テレビドアホンを導入したいけど工事が大変だな、とか簡単に取り付けられるドアホンを探しているという方はぜひ参考にしてほしい。
ワイアレスドアホンとは
どこの家にもだいたい付いているドアホンだが、最近は相手の顔を見ることができるテレビドアホンが一般的だと思う。ただ、このテレビドアホンは配線が必要であり、ちょっと古い家にありがちな壁に埋め込まれているようなチャイムの場合、ポン付けで取り替えることができない。※参考サイト
そこで配線工事が不要、ピンポンの親機とモニターがワイアレスで接続するようなテレビドアホンが各メーカーから販売されている。それをワイアレスドアホンと呼ぶ。
利点としては面倒な工事が不要であり簡単に取り付けができるが、欠点として、あまりにも大きな家だと電波が届かない場合がある。画質も有線のドアホンに比べてよく無い。
パナソニック VL-SGD10Lの外観
ワイアレスドアホンはアイホンやツインバード等色々なメーカーから販売されているが、自分は過去にパナソニックのドアモニを使っていたという事、我が家の設置環境上必須の機能がパナソニックに搭載されていた事もあり、パナソニックのVL-SGD10Lを購入した。
モニター側
モニタ側はこんな感じ。縦はiPhoneXよりも少し小さめ。画面は正直小さい。ただ、転送されてくる画像は解像度が良くないためこれ以上画面が大きくてもぼやけるだけかと思う。
分厚さは結構ある。ただ、常に持ち運ぶ様なものではないので分厚くても問題は無い。軽いのでポケットに入れたまま家事をするといったことは可能。底面に充電端子があるが、付属のスタンドで立てて設置する。
このモデルは新しく出たVL-SGE30KLとは違い、モニターにバッテリーが内臓されており持ち運んで使うことが可能。そのため寝室に持ち運んで応答したり台所に居ながら応答するといったことができる。新しいモデルは画素数が上がっているが使い勝手は低下しているようだ。
画質はお世辞にも良く無い。フレームレートが低いため動かれると顔を判別する事ができない。
カメラ側
カメラ側は一般的なドアホンの大きさ。配線工事不要だが暗い時にはちゃんとLEDライトが点灯し、訪問者の顔を照らす。配線工事が不要の代わりに電池は単三電池が6本も必要となる。公称値だと6ヶ月間使用可能とのこと。実際に使ってみるとだいたい公称値通りの稼働時間だった。
電池を交換するにはネジ止めが必要。落下防止のためだとは思うが、ちょっとめんどくさい。ただ6ヶ月に一回の交換なのでまだマシといったところか。外に設置する物のため、このネジは定期的に錆止めをした方が良いかもしれない。
カメラレンズは角度調整可能
多くのドアホンはドアの横に付いていることが多く、訪問者はインターホンを押した後、ドアの前に少し下がって立って待つことになると思う。そうするとカメラの視野から訪問者が外れてしまう。このインターホンではカメラの角度を変えることができ、訪問者がドアホンの正面に居なくとも訪問者を写すことができる。
応答速度とか
インターホンが押されてからの応答速度は流石に優先インターホンには敵わない感じ。ただ、インターホンが押されたと同時に画面の出力が開始されるため、ピンポンの音がなってからディスプレイを見るまでの間に表示されているかなといった印象。
動画に撮影してみたが、ピンポン→接続中→画面表示といった流れで表示される。表示後のフレームレートは決して高いとは言えない。呼び出し音にはタイムラグはほぼ無い。画面の表示の遅さ、フレームレートの低さを気にする方は有線のインターフォンを選んだ方が無難だろう。
この機種はピンポンが押されると自動的に3枚画像を保存する。残念ながら動画では保存できず、SDカードなど別媒体に移すこともできない。留守中に誰かきたか確認するぐらいには活用できる。
まとめ
■良いところ
・工事不要で簡単に取り付け可能
・モニター側もワイアレスで持ち運び可能
・カメラレンズを変えることができ、かつ本体が電池駆動なので取り付け場所の自由度が高い
■悪いところ
・ワイアレスなので画面表示に時間がかかる
・画像はお世辞にも綺麗とは言えない
・定期的な電池交換が必要
悪いところも目立つが、設置場所や既存環境で有線のドアホンが取り付けられない場合や工事費などを発生させたく無い場合はワイアレスドアホンは良い選択肢だと思う。購入して1年が経とうとしているが、便利に使用している。
ワイアレスドアホンとしてはパナソニックというブランド、作りの良さからぜひおすすめしたい機種だ。
コメント