打ち合わせでMacのファンがやたらうるさい人がいて、話を聞くと昔熱暴走でデータを失ったことがあったため、常時ファンをぶん回しているそう。
どんなアプリを使っているのか聞いて見たところMacs Fan Controlを使っているとのことで、調べると実態は不明だがひっきりなしに外部通信をしているとの情報が出てきた。
ただしちょっと古い情報の様で今はどうなっているかを確認してみた。
結論
先に結論から。私が確認した中では2020年6月現在は不審な通信は発生していないと思う。
なぜ「思う」かというと、巧妙に通信が隠されていたらそれは検知できないから。
結論に至るまでの検証
検証方法はMacs Fan Controlを起動し、通信監視ソフトを起動しておいた。監視ソフトは「Private Eye」を使用。また、通信を遮断した時の挙動もみたかったのでFirewallで通信の遮断をしておいた。
こちらが開始前。2回通信が発生しているのは意図的にアップデートチェックを走らせてネットワーク監視アプリがちゃんと検知できるか試したから。
FWで遮断しておくとエラーが出るとの情報もあったため、FWで通信を遮断した状態で放置しエラーが出るかもチェック。
こちらが約24時間経過した後のスクリーンショット。
特に新たに通信が発生しておらず、FWを遮断しているからと言ってMacs Fan Controlが使えないと言ったことはなかった。
以上の結果から現在のMacs Fan Controlはひっきりなしに外部にヘンテコ通信をしていないと結論づけた。
おまけ:過去バージョンはどうだったのか?
残念ながら私はMacs Fan Controlを過去に使っていなかったので過去バージョンがどうだったかリアルタイムには知らない。なのでGitHubから過去バージョンをダウンロードし、確認してみた。
Twitterや他の方のブログを確認すると問題が発生していたのは2016年〜2017年あたりのバージョンらしい。なので私は1.4.4をダウンロードして確認。
1.4.4は32bitのアプリケーションなようで、macOS Catalinaでは動作させることが出来ないためParallels上のmacOS Mojaveで検証。
こちらは前後のスクリーンショットがなくて申し訳ないが、起動させてから約24時間経過後のスクリーンショット。
Macs Fan Control起動時に1回アップデートチェックし、FW機能で通信をブロックし、様子見。
結果としてこのバージョンでもひっきりなしに外部通信をしているということもなく、FWでブロックしているからと言ってアプリケーションが使えなくなると言った問題は発生しなかった。
過去に問題が発生していたバージョンはどれだったのだろうか・・・?ご存知の方教えてください。
もしくは製作者が過去バージョンも手を加えたとか・・?
まとめ
やはり今は不審な通信は無くなっている模様。ただ、検索していると過去にはひっきりなしに通信しているという投稿や意見がちらほら見受けられる。
バグだったのか、スパイウェア的な動きなのかは今ではわからない。でも少なくとも現時点では問題ないアプリと言って良さそう。
現時点で怪しいアプリだったら導入部で書いた方の会社のネットワーク監視に引っかかりそうですしね(他人の会社任せ笑)
私は別のファン制御ソフトを使っているが、Macs Fan Controlは無料で手軽に導入できるアプリなので、Macのファンをコントロールしたい、でも無料で!という人であれば十分選択肢に入るアプリだと思う。
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