CanonのEF-Mマウントレンズは小さくて軽いレンズが多く、また比較的安価のため手に安い利点がある一方で全体的に暗めのレンズが多いのと、レンズのバリエーションが少ないのが欠点だ。
Canonの純正の明るいレンズとしてはCANON EF-M32mm F1.4 STMがあるが、EF-Mマウントレンズとしては6万円とちょっと高額。
そんな中シグマからF1.4 30mmとほぼ同等スペックの製品が出ており、購入したのでレビューしたいと思う。
ちなみに私はカメラについてはほぼ記録用と子供の撮影用として使用しており、超初心者なので、作例については初心者が使ったらこんな感じの写り具合になるという程度の参考としてお願いしたい。
EF-Mマウントしてはちょっと大きめのSIGMA 30mm F1.4 DC DN
SIGMA 30mm F1.4 DC DNはEF-Mマウントとしては少し大きめのレンズ。ただ、もちろんフルサイズや本格的な一眼レフカメラのレンズに比べたら小ぶりであることは間違いない。
スペック
解放F値 | F1.4 |
焦点距離 | 30mm(換算48mm) |
重さ | 270g |
最短撮影距離 | 30cm |
レンズ構成 | 7群9枚 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
見た目
レンズ本体はシンプルな形状で、ピントダイヤルの部分にゴムで滑り止めがついてる。Canonの純正のEF-Mレンズはここにゴムが付いているものはないので新鮮。
ピントダイヤルの動きもヌルヌルと動いて気持ちがいい。
マウント部分は金属マウントで高級感がある。プラスチックのマウントだと削れてそのカスがセンサーに付着してしまうので個人的にはうれしい。電子接点も付いているのでAFにも対応。
EOS KissMに装着すると若干嵩張って感じる。また、CanonのEF-Mマウントは風洞の太さがマウントの大きさに統一されているが、シグマのSIGMAのレンズはその法則にの則っていないのでレンズ先端部分が太い。
レンズフードを装着すると更に大きくなる。(当然だが)径が大きくなるためカメラが浮き上がる。
作例とレンズの感想
レンズは開放からかなりシャープに写る印象。F1.4なので背景がかなりボケる。ただし、ボケすぎてピントがシビア。
少し絞ってやるとよりシャープに写る。個人的にF2.2ぐらいで使用しないとピントがシビアで使いにくく感じた。
土や緑のディテールがくっきり表現されるので撮っていて楽しい。
明るくてボケるレンズなのでポートレートに向いているのかなと思う。換算約50mmという画角も使いやすい。
手振れ補正が無いのでシャッタースピードを抑えて撮る時は注意が必要。これはCanonに注文を付けるべきだが、ボディ内手振れ補正が欲しいところ。
まとめ
数少ないEF-Mレンズの中でCannon以外のメーカーが出してくれたレンズ。Cannon純正と同じような画角、スペックでしかも安い。
私はCannon純正の換算50mmレンズを持っているわけではないが、明るくてボケてしかもシャープであることは間違いない。
EF-Mレンズで明るいレンズを探しているが純正は高いんだよなーと思っている人にはぜひおすすめできるレンズだ。
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