安いのには理由がある
防湿庫を買いました
防湿庫を買うまでの葛藤や悩み、選び方については前ポストの記事を確認してください。
以前の記事の通り、レンズの保護とレンズやカメラの置き場を定めたくて、防湿庫を購入。
色々悩んだ末、HOKUTOの38Lの防湿庫を購入した。
HOKUTOの防湿庫は全自動タイプと手動設定タイプがある。全自動タイプであれば湿度を設定しておけばその湿度に自動調整してくれる。自動調整とは言ってもその湿度まで達したら湿度ユニットの電源を切って、1度でも湿度が上がったらまた電源を入れるといった簡単な制御だ。
全自動タイプはLCDが搭載されている分、防湿庫の中の容量が狭くなっており、外観サイズはほぼ同じなのに若干庫内の容量が少なくなっている。
HOKUTO 防湿庫・ドライボックス HP-38EX
という事で購入したのは全自動タイプのHP-38EXという38Lタイプ。手動タイプでも良いのかなって思ったのだけど、あまり手動タイプの仕組みが分からず、無限に湿度が下がっても嫌だなと思い、全自動タイプを選択。
思ったよりもおっきな箱で来た
完全家電ですね。。ちょっと今回は対象物が大きすぎて家が散らかっているのがバレてしまうので暗めの撮影です。
HOKUTOというメーカーについて調べてもあまり詳しいことは出てこない。恐らく株式会社アルベックスが輸入して、HOKUTOというブランド名を付けているのではないかな?と想像している。株式会社アルベックスについても調べてもあまり詳細が出てこない。
しかしながら箱はちゃんと日本語にローカライズされており、明らかに中国製品!という感じではない。
Amazonで購入したが、配送はヤマトだった。最近は配送Amazonってのにも慣れたけどやっぱりヤマトとか佐川だと安心よね。
中身は発泡スチロールとビニール袋でしっかりと梱包されていた。幸いにもへこみや傷は無し。
思ったよりも大きい
そこまで重くないけど出すのはちと苦労した。ガラス面をべったり触ってしまったので早速指紋でベタベタ。
箱もでかかったけど、思ったよりも本体も大きい。やっぱり家電量販店と実際に家に持ち込んでみるとでは違いますな。
このモデルは扉を開けるために取っ手が付いている。
初期状態だと取っ手は扉の内側に付いている。プラスドライバーで外して付け替えてやる必要があるが、別に付け替えなくても使えるので私はそのまま使用。
中は3段式になっており、棚は位置を変更できる。この辺りは2段以上の防湿庫だと標準でついてる機能。
スポンジはややチープ。経年劣化でバラバラにならないかやや心配。劣化してきたらすぐに100均でスポンジを買ってこないとね。
この機種はなんと庫内LEDが設置されている。しかも一番上だけではなく、上から下まで照らしてくれる。が、まあそこまで使わないかな。無いよりはまし、別に無くても良い。
早速使ってみる
まあ防湿庫なので設置して、物入れてコンセントを挿したら運用開始。
設定もそんなに難しいことなく、SETボタンを押して目的の湿度を決めてほっといたらその湿度まで除湿器が運転する。
除湿器の運転中はRUNの横のLEDが点灯する仕組み。
除湿ユニットは本体の上の方に付けられており、電源を入れると青色に光るが除菌などの機能は無し。
この除湿器はペルチェ素子式。どうやらペルチェ素子式は5年とかで使えてなくなるとか・・・?果たして。。。ちなみにこの機種の保証は5年間なので保証前に壊れたら修理してもらえる。。。ハズ
他の機種のレビューで気になっていたけど、棚の引き出しは扉を90度以上開けないと引き出せない。無理に引き出すとパッキンに当たってしまうので注意。
開ける角度が90度だとクリアランスぎりぎり。
容量は結構ぎりぎりだった
手持ちのカメラの機材を全部入れてみた。機材は以下の通り
上段
・FUJIFILM X-T5 + フジノンレンズ XF35mmF1.4 R
・フジノンレンズ XF23mmF2 R WR
・シグマ 10-18mm F2.8 DC DN
・フジノンレンズ XF27mmF2.8 R WR
中段
・フジノンレンズ XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
・フジノンレンズ XF90mmF2 R LM WR
・18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD
下段
・ソニーDSC-WX500
・ストロボ
・ストラップ
・TTArtisan 35mm f/1.4 C EF-Mマウント
という小型ミラーレス1台、レンズ8本、ストロボ1つ、コンデジ1台と小物少しという感じ。
1段目
2段目
3段目
ぎっちぎちというわけではないが、思ったより余裕が無い状態。大き目なレンズだと後2本ぐらい追加可能かな。
現在のところは追加したいレンズがは無いので良いが、マウントを追加するとなるともう一台防湿庫が必要かもしれない。
私はミラーレスで小型なカメラだが、大型カメラだとこれもまたきついかも。防湿庫購入で迷っている人は思っているサイズよりワンサイズ上の防湿庫を選ぶことをお勧めする。
使ってみた良い所とか
防湿庫を使ってみて一番いいところはカビの心配をあまりしなくなるというところかな。ただ、癖でカメラを机の上に置きっぱなしにしてしまうのでちゃんtのしまう癖をつけなきゃね。
充電器を防湿庫の上に設置して、カメラ関係をひとまとめに出来て部屋の整理ができたのは思わぬ副産物。
気になるところは全くない?いや、そんなことは無い
安くてカメラも整理できて除湿もできる。いい所ばっかり。ってわけではなく、ちょっと気になるところもある。
こちらの画像を見ていただこう。。。そう、防湿庫の中に入れているタニタの湿度計と本体の湿度計との差を。
防湿庫の除湿計、この除湿計が目的の湿度に達したら除湿器は稼働を止めてしまうのだが、その重要な責務を担っている除湿計の精度がいまいち。
いまいちというかめちゃくちゃずれている。
湿度が50%以上だとそこまでタニタの湿度計と差は無いのだが、40~30%付近だと10%近く差がある。
つまり防湿庫で湿度40%だと思って湿度を設定しても実際は50%なのだ。これでは防湿庫の意味がない。なので私はタニタの湿度計を防湿庫の中に入れつつ、湿度設定は30%にしておいて実際の湿度を40%前後に保っている。
幸い、この防湿庫の湿度設定は1%から設定できる。(本当にその湿度まで下げることができるかはわからないが)
ただ、このずれはちょっと製品に対する不信感が増してしまう。この辺りは安物だからしょうがないのかなぁ・・・
とはいえ、実際に除湿ができないわけではなく、実際に部屋の湿度が80%の状態で防湿庫内の湿度を40%前後に下げることができるので、除湿機能としては問題なさそう。
まとめ
良いところ
・安価で防湿庫が手に入る
・カメラの定位置を定めることができる
・機能は必要十分
気になるところ
・湿度計の精度に難あり
なんか最近のレビュー、良い所に基本安価って言葉が入ってるな。。まあそれは置いといて・・
この値段で防湿庫が購入でき、安心を買えるのは大きな利点。机の上にほったらかしにしてカビが生えたら悲しいもんね。
カメラのディスプレイ的な役割もあり、整理整頓にも一役買う防湿庫。
悩んでいるなら買っておいて損は無し。別のこの機種じゃなくてもね。
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