KissMを使うようなライトユーザーなら十分。TAMRON 18-200mm F/3.5-6.3 Di Ⅲ VCはかなり便利なズームレンズ。
購入の経緯
最近は写真を撮る時はスマホカメラではなく、できるだけCanonのKissMを使う様にしている。
この前友人とエモい(?)写真を撮りに行ったときに、友人が広角~望遠までカバーする無茶苦茶便利そうなズームレンズを持っており物欲を刺激された。
kissMでも使える便利ズームレンズを探すとCanon公式のEF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STMかTAMRONの18-200mm F/3.5-6.3 Di Ⅲ VCがあり、どうせならよりズームできる方が良いかなと思いTAMRONのレンズを購入。
正直EF-MレンズはCanonも明らかに力を入れていないのでラインアップが少ないんだよなぁ。
TAMRON 18-200mm F/3.5-6.3 Di Ⅲ VCのスペックと外観
TAMRON 18-200mm F/3.5-6.3 Di Ⅲ VCのスペックは以下の通り。
焦点距離 | 18-200mm( 35mm換算:28-310mm) |
明るさ | F 3.5-6.3 |
レンズ構成 | 13群17枚 |
フィルター径 | 62mm |
重量 | 460g |
レンズは明るいとは言えないが、ズーム倍率からするとまあ許容範囲かな。
型名のVCとは手振れ補正のことで、レンズ内手振れ補正も搭載されている。
外観
Canon純正のEF-Mレンズはレンズ外径60.9mmに統一されているが、他メーカーの物は特にそのような制約無くレンズを作っている。
TAMRON 18-200mm F/3.5-6.3 Di Ⅲ VCもEF-Mマウントにしてはかなり大きく作られている。
マウントは金属マウントでしっかりした作り。
ただ、レンズを装着する時の位置合わせのしるしがちょっとわかりづらい。
最望遠にするとレンズが2段になってせり出してくる。ズームリングは少し固め。そのため別途ズームロックのスイッチがあるが、使う機会は無さそう。
いい素材を使っているというわけではないが、安っぽい感じはなくむしろ高級感があるデザインとなっている。
レンズ径は62mmでEF-Mマウントとしては大きめ。
KissMで使ってみる
私の使用しているKissMはM2が出る前のモデル。
KissMではレンズのエラーが出るとの掲示板の書き込みを見かけるが、最近生産されたレンズはファームウェアが変わっているようで特に動作は問題ない。
カメラでもレンズ名を正しく認識している。
KissMに装着するとちょっと重い。ボディが軽い分レンズのほうに重心が来る。この重さだと片手でスナップといった使い方は無理かな。
レンズフードを付けるとさらに長くなる。
携帯性を売りにしているkissMのコンセプトに反しているが、これ一本持っていけば野外の撮影にオールマイティで使えるのは大きい。
使い勝手と作例
写真はJPEG撮って出し。一部写真はピクチャスタイルを使用している。
1本のレンズでここまで拡大できるのはかなり便利。特に私は風車を撮影することが多いが、風車が設置されている場所は風が強い場合が多いためいつもセンサーにホコリが入らないかひやひやしていた。
解像感も悪くはないが、はやり純正レンズに比べるとピントが合うまでに時間がかかっていると感じる。
結構寄せることができるので花等の植物の写真でも使える。
ただし、明るいレンズではないので基本的には晴れた日で外で使うことが前提のレンズかな。特にKissMは高感度が弱く、ISOを上げるとすぐザラザラな画になってしまう。
持ち運べないほどの重さでもないので街中スナップにも良いかもしれない。
ピントが合うスピードがちょっと遅いため電車などの被写体は置きピンでないとつらいかも。
このワンコは大人しかったのでピントが合ったが、動き回っていたら難しいだろう。
思いっきりズームしたり、広角で撮ってみたりなかなか楽しいレンズ。
まとめ
○良いところ
- レンズ1本で幅広い画角で撮影可能
- ズーム率の割にはコンパクト
- 手振れ補正は優秀
×微妙なところ
- レンズが暗く明るい屋内専用
- フォーカスは若干遅め
選択肢が少ないEF-Mマウントで使える便利ズーム。解像感も悪くなく、kissMでも問題なく使用できる。
1本持っていけばほかのズームレンズはいらないかな。
EF-Mマウントなので余計なアダプターを付けずに済むのもうれしいポイント。
私としては”買ってよかったレンズ”だった。
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