先日家族で夢の国に遊びに行った時、夢の国はスマホで地図を表示したりとか待ち時間を表示させたりと結構現地でスマホを使うことが前提みたいな状態で、待ち時間に使ってしまうのも相まってスマホのバッテリーがみるみる減っていった。
手持ちのモバイルバッテリーを持っては行っていたが、やはり外ではケーブルに繋いで充電するという行為が煩わしく、もっとスマートにならないかと思い、以前から欲しいなと思っていたMagSafeに対応したモバイルバッテリーを購入してみた。
Anker 622 Magnetic Battery
今回購入したのはAnker 622 Magnetic BatteryというMagSafeでは無いが、MagSafeの磁石に対応したモバイルバッテリー。
実は改良型が出ており、後述するが私はあえて改良前のものを買った。
スペック
| サイズ | 約105 x 67 x 13mm |
| 重さ | 約140g |
| 容量 | 5000mAh |
| 対応機種 | マグネット式ワイヤレス充電 iPhone 13 / 13 mini / 13 Pro / 13 Pro Max iPhone 12 / 12 mini / 12 Pro / 12 Pro Max USB-C充電はどんなデバイスでも可 |
| ワイアレス出力 | 7.5W |
バッテリー容量は5000mAhと私が使っているiPhone13だと約1回分充電できる容量。正直容量は大きく無いが、これ以上容量を求めるとサイズが大きくなってしまうのでトレードオフかなと思う。
容量の割には軽くてスリムといった印象。
パッケージ
パッケージはいつものAnker製品のパッケージ。まあ特筆事項は特に無い。
箱を開けたらモバイルバッテリーがデーンと登場。
本体&付属品
本体、USB-Cケーブル、説明書、Ankerのサポートカードが入っていた。
こちらが本体。私が選んだのは黒色で他にもカラーバリエーションが存在する。私は後述の通り、机の上で使うことを想定して黒色を選択した。
表面はサラサラしており手触りがよく気持ちがいい。擦れたりするとテカるかもしれないが・・・。本体にはMagSafeでスマホを乗せる部分がわかるようなデザインとなっている。
裏面もサラサラした素材でできている。このモバイルバッテリーの特徴としてスタンドが内蔵されている。このスタンド部分の素材は布っぽい何か。
スタンドを起こすための爪部分はちょっと小さめ。。これは劣化が早そう。。。
スタンドの内側にシリアルNoやリサイクルマークが印字されている。スタンドのおかげで隠すことができてスタイリッシュ。
この製品の特徴であるスタンドはこんな感じ。裏面の途中にマグネットが仕込まれており固定できる。
本体下段にはスイッチと充電ポートとインジケーター。インジケーターは4段階でモバイルバッテリーへ充電時、モバイルバッテリーからスマホに充電時に点灯する。
モバイルバッテリー自体への充電はUSB-Cで行う。IN,OUT両方に対応している。この辺りはさすが今時のモバイルバッテリーと言ったところ。私が今まで持っていたモバイルバッテリーはMicroUSBだったので出先でのモバイルバッテリーへの充電が不便だった。（USB-CであればiPadの充電器と共通化できるしね）
使用してみて
ケーブルを持たなくていい快適さ
この製品はMagSafeっぽい充電に対応している。正式にはMagSafeでは無いので、本物のMagSafeの時に表示される特有の充電開始マークは表示されない。
ただ、正式なMagSafe出なくともMagSafeの便利さは享受できる。ケーブルを繋がずに充電できるというのはかなり快適でケーブルが絡まったりしないのはかなりストレスフリー。
普段家の中でも充電が少なくなった場合は充電器に接続するのではなくこのモバイルバッテリーで充電していることも多い。
また、このモバイルバッテリーはMagSafe部分に充電したい機器を載せるだけで充電が開始される。いちいちボタン操作をせずとも充電されるのでボタンを押し忘れていて充電ができていなかったという事も無い。
今まで使っていたモバイルバッテリーは充電ボタンを押さないと充電が開始できない仕様で、しかも充電しているのかバッテリーの表示では分かりづらかったのでこれはかなりありがたい仕様。
今まで使っていたモバイルバッテリーはこちら。
ワイヤレス充電器として使うためにあえて改良前を選んだ
この製品を買う時、モバイルバッテリーとしてだけでなく、普段机で使っているワイヤレス充電器として使おうと思い購入した。そのため、購入時にはすでに改良版が出ていたが、改良版は本体への接続端子がサイドについているため、あえて旧版を購入。
この製品はモバイルバッテリーを電源に接続しているとパススルーの充電が可能。そのためワイヤレス充電器として使用することができる。
あえて改良前を選ぶことで机の上がスッキリするのでこの選択肢はアリだと思う。
私の場合は、まだMicroUSB製品がいくつか残っているので、MicroUSB to USB-C変換アダプタを使ってこのモバイルバッテリーに接続している。
ワイヤレス充電器として使うことで持ち出す時に「あ！モバイルバッテリーに充電が無い！」というのも防ぐことができるので一石二鳥の仕組み。
ちなみに、そもそもモバイルバッテリーを常設のワイヤレス充電器として使うという発想は元々Ankerもしており、「Anker 633 Magnetic Wireless Charger」という製品を販売している。
MagSafe非対応のiPhoneへのQI充電
このモバイルバッテリーはMagSafe”風”充電のため、実際のところはMagSafeではなくモバイルバッテリーとiPhoneの位置決めのために磁石を利用し、充電はqi規格となっている。
そのため理論的にはiPhone以外でもワイヤレス充電が可能。。のはずだがこれが結構難しい。
購入当初MagSafe非対応のiPhoneSEをワイヤレス充電しようとモバイルバッテリーに載せていたが充電がすぐに終了してしまうという現象が多発。
Ankerに問い合わせたところ、以下の回答だった。
「622 Magnetic Battery 」はワイヤレス充電自体は可能な場合もありますが、充電可能部分が大変小さいため、マグネットで接触させていないとズレてしまう場合も多く、
大変恐縮ながら基本的にiPhone 12 / 13シリーズ以外での動作保証は行っておりません。
ということなので、無理とは言っていないが動作確認はしていないとのこと。
色々試したところ、どうやら充電器に乗せる場所がずれていると充電が開始されたあと直ぐ止まってしまう様子。いい位置に設置できるとiPhoneSEでもワイヤレス充電で満充電まで持っていくことが可能。
色々試した結果、iPhoneSEの場合、この位置だとワイヤレス充電が可能。
つまり結論としては、MagSafe非対応の機種でもAnker 622 Magnetic Batteryでワイヤレス充電はできる。が充電位置がかなりシビア。
ちなみに、小さいワイヤレスイヤホンなどは位置決めがしやすいので難なくワイヤレス充電可能。
スタンドはそこまで使わないかも
今回スタンドを使うかなと思ってこのAnker 622 Magnetic Batteryにしたが、思ったよりもこのスタンド部分がヤワそうなので、スタンドとして使うことはあまり無いかもしれない。
私は普段iPhoneにMagSafeのMOFTを取り付けて使用している。MOFTの使用頻度は結構高くてほぼ毎日スタンドとして使っているが、約1年使って劣化具合はこんな感じ。
MOFTはAnker 622 Magnetic Batteryよりもスタンド部分の素材がしっかりしてそうなのに、1年余りで縁の部分が劣化してきているのでおそらくスタンドを多用するとその分劣化も早まるだろう。
本体とスタンド部分の繋ぎ目もあまり丈夫そうでは無いので千切れるかも・・・
ちなみに、Anker 622 Magnetic Batteryのスタンドは横置きには対応していない。角度がつかないので画面が見づらくなってしまう。
本体を横にしたい場合は、モバイルバッテリーを縦に置いて磁石の力によって保持する形で横向きにする。
ワイヤレス充電しながらポッケに入れると熱い
ケーブルフリーになってしかも本体が小型なので、ジーンズのポケットに充電した状態で入れておくことができる。しかし、このワイヤレス充電が結構発熱するらしく、ポケットに入れたままだと熱いなと感じるほど熱をもってしまう。
そのまま充電を続けるとiPhoneの画面に発熱のため充電を停止している旨の警告が表示される。
現時点では冬なのでiPhone自体の温度も冷たい状態だが、夏だとどうなるか若干心配ではある。ただ、ポケットに入れずにパススルー充電をしている限りは途中で充電が止まっているということは無さそう。あくまでポケットに入れたり、熱をもってしまう様な環境で使う時は注意が必要。
まとめ
良いところ
・MagSafe風充電でケーブルレスで充電が可能
・パススルー充電のおかげで普段のデスク上のワイヤレス充電器として使用可能
気になるところ
・スタンド部は少し脆そう
・MagSafe対応機種でないと充電位置がかなりシビア
MagSafe風充電ができるAnker 622 Magnetic Batteryのレビューをしてみた。個人的にはやはりスタンドは不要だったかなと思う。スタンドなんて使わないよという人は、スタンドがないタイプのAnker 621 Magnetic Batteryなども検討の余地に入るだろう。
ただ、総じて不満というわけでもなくデスクの上の物を増やさずにモバイルバッテリーを常に充電しておき、いざとなったらマグネット&ワイヤレスで充電ができる優れもの。
普段、MagSafe対応のiPhoneを利用している人はモバイルバッテリーの候補の一つに加えても良いと思う。
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