狭い賃貸でもBraava(ブラーバ)は便利なのか。購入レビュー

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結婚し、子供が生まれ共働きの我が家はあまり家事に時間をとることができない。幸い今はいろいろな家電でお金をかければ家事を楽にしてくれる方法がある。

洗濯機や食器洗い機など便利家電はいろいろあるが、今住んでいるところは賃貸でなので引っ越したとしても引っ越し先でも同じように使える家電をと思い、ロボット掃除機を購入した。今回は購入したiRobotのBraavaについてレビューする。

目次

iRobot Braavaについて

私が購入したのはBraava(以下ブラーバ)の390jという製品。300シリーズと呼ばれる製品で、380jや371jなどの型番が存在する。これらの型番の違いは単に付属品の違いであり、ブラーバ本体の性能は変わっていない。

ブラーバの種類

ブラーバはルンバを製造しているiRobot社の製品で床拭きに特化した製品。

執筆時点でブラーバは3種類のモデルが存在する。一番初期から出ている筐体の300シリーズ、安価で小型なブラーバジェット 250、最新の機能もりもりのブラーバジェットm6。

各製品の違いについては公式ページを確認してほしいが、300シリーズはm6に比べると安価でエントリー向けのブラーバと言える。

外観

外観についてはもう登場してからだいぶ経過しているのでこれと言って紹介する部分はないが、簡単に写真を掲載しておく。

筐体デザイン

本体は白色を基調としたシンプルなデザイン。市販のクイックルワイパーなどを装着できるようふき取り用クロスを装着する部分は後付けのようになっている。

クロス装着部

クロスを装着する部分は取り外しでき、磁石でくっついている。

水ぶき用のクロス装着部は中に水を入れて中央にある布からじわじわと水が染み出てくるという仕組み。中央にある布は劣化するので定期的な交換が必要らしい。

問題のタイヤ

ブラーバのレビューを見ていると長期間使用しているとタイヤが加水分解してボロボロになってしまうという書き込みが多々見れる。年次改良によって改善されているかも?という書き込みもみられるが、少なくとも私の390jを見る限り改良されている様には見受けられない。

水ぶきをした後はこのスポンジ状のタイヤにたっぷり水がしみ込んでいる。

ただ、タイヤが劣化したとしても非純正の安いタイヤがいくらでも売っているので劣化&保証が切れたら非純正タイヤを試してみたいと思う。

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NorthStarキューブ

ブラーバ300には部屋をマッピングする機能がなく、学習機能もない。そのためNorthStarキューブが赤外線でブラーバに部屋の形状を送信している。時々学習機能があると勘違いしている人がいるが、その機能は存在しない。

NorthStarキューブは小型なので掃除したい部屋の机の上に置いておけばいいが、掃除道具の一種なので食卓机に置くのは若干はばかられる。。

NorthStarキューブに電源ボタンがあるが、ブラーバ側で掃除開始ボタンを押せば自動的にNorthStarキューブの電源も入るみたい。いちいち2つの電源ボタンを押さなくても良いので手間が省ける。

急速充電スタンド

390jには急速充電スタンドが付属する。このスタンドを使用すると充電時間が2時間に短縮される。(AC直挿しだと4時間)

ただし、このスタンドはブラーバを立てて設置する必要があるのと、ブラーバは充電端子側に取手があるので若干使いづらい。特にこの取手の部分開発時に使いづらいなって意見にならなかったのか・・?

ちなみにブラーバの電池はニッケル水素電池。今どきリチウムイオン電池でないことに驚きだが、ニッケル水素電池であるがゆえにバッテリーの劣化が早いらしい。こちらについてもタイヤ同様互換のバッテリーがたくさん出ているので保証が切れた後は互換品を使うことになると思う。

ちなみに300シリーズ以外のブラーバはリチウムイオン電池を採用している。

ブラーバか、ルンバか

お掃除ロボットを購入するときゴミを吸引してくれるルンバタイプのロボット掃除機か、ブラーバの様な拭き取りタイプの掃除機を購入すべきか迷った。結論私はブラーバの様な拭き取りタイプのお掃除ロボットを購入したのだが、その理由は以下の通り

吸引タイプのロボット掃除機は結構大きい

吸引タイプのロボット掃除機は意外に大きな機種が多く、賃貸でテーブルや机が所狭しに置いてあるような環境だとロボット掃除機がうまく動けないのでは?という懸念があった。その点、ブラーバは大きさがひとまわり小さく狭い賃貸でも問題なく使えるのではと思いブラーバを購入した。

私が購入した300シリーズよりもブラーバジェット 250の方がよりコンパクトなので、大きさが心配な人はブラーバジェット 250の購入が良いと思う。

動作音について

吸引タイプのロボット掃除機の場合、通常の掃除機の様な吸い込む大きな音が発生する。賃貸の場合吸引タイプの掃除機を夜間に動かすことは迷惑になってしまうため、仕事から帰宅してから掃除ができなくなってしまう。

その点ブラーバであれば拭き掃除のロボットであるため吸い込む音がしない。もちろんロボットが動くため、モーターの動作音はするが、かなり小さい。ブラーバが動いていても赤ちゃんが起きることは無い。

どのモデルのブラーバを購入するか

「さあブラーバを買おう!」と決めたら次はどのモデルを購入するか迷うことになる。

本体の値段とランニングコストで300シリーズを購入した。

本体の安さならブラーバジェット 250

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ブラーバシリーズの中で一番安いのはブラーバジェット250だ。本体もコンパクトだし、水を直接噴射してくれるというギミックも可愛い。

ただしブラーバジェット250は市販のクイックルワイパーや雑巾を使うことができない。その点ランニングコストがかかってしまう。

今アマゾンではブラーバジェット250の乾拭き用のパッドが10枚1000円で売られている。一方私が普段ブラーバ300シリーズで使用しているウェーブの乾拭き用シートの場合、40枚入りで1000円と安く済ませられる。

特に掃除を毎日やりたいと考えている人はこの差が大きくなる。

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機能の多さならブラーバジェット m6

前述のとおり、ブラーバジェット m6は最新の機能もりもりのブラーバだ。最新モデルということもあって値段も高め。ブラーバ300シリーズの倍近くする。また、ブラーバジェットm6も市販のクイックルワイパーなどは使えず、専用のシートを使用する必要があるためランニングコストも高め。

本体サイズについてもルンバ並に大きく、狭い部屋で気軽に使うというのは難しいかもしれない。

ただし機能についてはルンバとの連携があったり、部屋の形状を記憶するマッピング機能があったりと値段分の機能が備わっている。

想定外のランニングコストがかかる300シリーズ

ランニングコストや本体の値段から購入した300シリーズだが、ネットのレビューを読んでいると想定外のランニングコストがかかる様だ。

1つはバッテリーがすぐ劣化するという問題。ブラーバ300シリーズのバッテリーは大体1年ぐらいで使い物にならなくなるらしい。公式ページにもバッテリーの取替方法が記載されていることから、そもそもバッテリーは劣化して交換する想定なのだと思う。

このバッテリーは純正だと9000円と結構高額。1年で9000円のコストが追加されるというわけ。これは想定外。私の場合はバッテリーが劣化したら互換バッテリーを使うつもりなので、もう少しコストは押さえられるかな。

2つめはタイヤが劣化するという問題。外観の紹介のところにも書いたが、タイヤがスポンジ状のため劣化してボロボロになるらしい。この交換費用が10000円ほどかかるらしいのでこれも結構高額。。もちろんこちらも非純正の商品があるのでボロボロになったら非純正の物に交換するつもり。

ブラーバを購入してから

購入するまで散々悩んだブラーバだったが、購入後はかなり便利に使っている。

こまめに掃除するようになった

ブラーバを購入してから一番変わったのがこまめに掃除するようになったということ(ブラーバさんが・・・)シートをセットしてボタンを押すだけで掃除が始まり、終わったらシートを捨てるだけなので仕事から帰った後でも気軽に掃除ができる。その結果かなりこまめに掃除をするようになった。寝室などはすぐにホコリが溜まって困っていたが、ブラーバを購入してからは拭き掃除が頻繁に行われるためホコリが溜まることは少なくなった。

水ぶきをすると裸足でも気持ちい

クイックルワイパーなどの湿ったクロスで掃除するのもいいが、一番気持ちいいのはブラーバの水ぶき機能を使った掃除。やはり足ざわりが違う。ただし、水ぶき機能を使うときはいったん乾拭きでブラーバで掃除させてから水ぶきをしたほうがいいと思う。水ぶきはあまりホコリが取れず、大きなホコリは玉になって残ってしまう。

騒音は気にならないくらい静か

今住んでいる家は賃貸なのでブラーバが発する騒音が気になっていたが、結果として夜可動させても問題ないぐらいに静か。

壁にコツコツ当たるのが迷惑になるかなと考えたが、実際に動作させたところ結構ゆっくり壁にぶつかるので隣の部屋に響いていると言うことはなさそう。

ただ一点気になる音としては、水拭き中はタイヤがスリップしているのかギュギュギュっと音がすることがある。ブラーバに2階を掃除させているときに1階でその音を聞くと結構大きなおとだなと感じる。賃貸などで下の階に人がいるときは注意が必要かも。

狭い賃貸でも十分使える。人間の手だと届かない場所も掃除してくれる

一番心配していた部分だが、結果狭い賃貸でも問題なく、机や椅子の間でも隙間を縫うようにして掃除をしてくれる。

ブラーバは背が低いのでベッドの下も掃除してくれる。今まで一度も掃除していなかったのに今ではすっかりきれいになっている。

階を跨いでの掃除は結構手間

ブラーバはもちろん今販売されているロボット掃除機は階段を登ることができないので階を跨いで掃除をしたい場合は都度ブラーバを持って移動しなければいけない。

ブラーバの場合は本体と合わせてNorthStarキューブも一緒に移動してあげないといけない。ちょっとした事だが地味にめんどくさい。

部屋を跨いでの掃除はできないと考えた方が良い

ブラーバ300シリーズはあまり賢くなく、マッピングの機能も無いので部屋を跨いでの掃除は苦手な様子。

こんな感じに広さとしてはブラーバの可動範囲内の部屋の大きさだが、洋室からブラーバを開始すると洗面所、廊下まで掃除をしてくれずすべての部屋が中途半端な状態で掃除終わってしまう。洗面所と廊下を掃除して欲しければ洗面所もしくは廊下にブラーバを配置しなおして掃除を開始するしかない。

この時、NorthStarキューブはトイレのドア付近に設置すると廊下も洗面所も掃除してくれるが、廊下もしくは洗面所にNorthStarキューブを配置するとこれまた洗面所だけ、廊下だけ、といった局所的にしか掃除をしてくれない。

ただし、これはNorthStarキューブを増設することで改善されるらしい(公式ページによると)

まとめ

良いところ

  • 値段が手ごろでランニングコストも抑えられる
  • 賃貸でも気にならない動作音
  • 狭い場所でも小さな本体のおかげで問題なく掃除できる

×微妙なところ

  • タイヤやバッテリーの劣化が懸念される
  • 部屋をまたいでの掃除ができない
  • 使い方にコツがいる

賃貸でも問題なく使えるお掃除ロボット。時間を買うというのはこういうことかと実感した。今のところ購入して大満足。次買う便利家電は洗濯機かなぁ。

お掃除ロボット何を購入しようか迷っている人はブラーバ300シリーズ、おすすめ。

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この記事を書いた人

どうもZuxikkuです。
日本語だとズィックだとかジックって呼ばれています。
外国の方だとズクシーとか。ガジェットとか新しいもの大好き。

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