この記事を書くちょうど一ヶ月前にニトリでミル挽きができるコーヒーメーカーを買ったばかりだが、またコーヒーメーカーを買う羽目になってしまった。
せっかくなのでコーヒーメーカーを探す旅に終止符を打ちたく、お高いがツインバードのコーヒーメーカーを購入してみたので簡単にレビューしたいと思う。
購入理由
つい1ヶ月前、ニトリのコーヒーメーカーを購入。しばらくは順調に使っていたが、抽出が途中で止まってしまうという現象が発生。ニトリのコーヒーメーカーに変える前に使っていたコーヒーメーカーも同じ現象に悩まされており、せっかく買い替えたのにまたか・・と思いつつ、レシートを捨ててしまったがために修理もできず中途半端に出来上がるコーヒーに絶望する日々を送っていた。
で、いい加減もうこんなことで悩むのは嫌だと思い、ちょっとお高くていいのでちゃんとコーヒーが飲める環境を整えたいと思い、ツインバードのコーヒーカーを購入。
TWINBIRD 全自動コーヒーメーカー 3杯用
ツインバードのコーヒーメーカーはコーヒー界のレジェンド“田口護氏が監修しており、シャワードリップでハンドドリップを再現したというかなり期待の持てるモデルとなっている。
本体外観
本体はこんな感じ。カラーバリエーションがなく、黒しか存在しない。コーヒーメーカーとしては結構大きく、威圧感がある。
操作部は無骨でかっこいい。
ダイヤル部は左から
・メニュー(豆から挽くか、粉から入れるか、ミル挽きを行うか、メンテナンスを行うか)
・抽出時の温度(83℃、90℃)
・蒸らし湯量(1カップ、2カップ、3カップ)
・メンテナンスダイヤル
となっている。
ドリップの水は6箇所からシャワー状で出てくる。奥に見える金具はコーヒーサーバがセットされているかを検知するセンサの役割。
給水タンクは取り外せないタイプ。取り外せないため、洗剤で洗ったりはできなく、クエン酸洗浄が主となる。
ネットの他のレビュー記事を読む限り、取り付けてある丸いフィルターの形状が変わっているようだ。
ミルは三段階で挽き具合を調整することができる。取り外して簡単に粉を掃除することが可能。だが。。。問題点は後述。
実際に使ってみて
コーヒーメーカーなので外観なんかよりも実際に使ってみての感想について書いていきたい。
ミル挽きの大きさ
電動ミルを搭載しているコーヒーメーカーで気になる部分と言えば音についてだろう。
音については正直、大きい。が、ニトリのコーヒーメーカーと比較すると静か。ただし、ニトリのコーヒーメーカーよりも挽いている時間が長い。
おそらくゆっくり確実に挽いているためだからだとは思うが、ミル挽き時間は私が計測した時間だと2分間はミル挽きの動作音がしていた。豆を砕いている音がなくなってもしばらく動作音がしていたので、豆を砕いているかのセンサーなどはなくて単純に一定時間動くような仕組みになっているのではないかな。
音の大きさを例えるとすれば、ドライヤーぐらいの大きさ。動いているとテレビの音は聞こえなくなる。
コーヒーを淹れるまでのステップ
コーヒーを淹れるまでのステップはとても簡単。
まずはコーヒー豆をミルにセット。このコーヒーメーカーは豆をストックするのではなく、1回1回自分で豆の量を計測して投入しなければいけない。
ちなみに自分は付属の計量カップを使わずに適当に豆を入れている。それでも美味しい。
水をタンクに注水する。ちなみにこのコーヒーメーカーは1回の抽出でタンクに入っている水を全て使い切る。
そのため、メニューのダイヤルで蒸らし量を1杯と選択してもここのタンクに3杯分を入れればタンク内の水を全てドリップする。
なので水を正確に測らなくともタンクの中に水が残ることはないのでご安心を。
コーヒーサーバにフィルターをセットすれば準備完了。あとはスタートボタンを押せばコーヒーの抽出が始まる。
準備から抽出開始までは実に簡単。準備までに下手に部品を外したりする必要がないため、準備に手間取ることはない。
抽出が始まるとインジケーターが進む。
ガリガリとミル挽きされてペーパーにコーヒーが溜まっていく。この時部屋にコーヒーの香りが充満しとても良い。
挽いた粉をペーパーに移す方法だと粉が飛び散るかなと思ったが、そんなことは発生しなかった。ただ、粉が出てくる穴の下にちゃんとペーパーが来ているかは確認が必要かな。
この時、コーヒーサーバがズレると警告音と共にミル挽きが停止するので万が一にも安心。
しばらくするとインジゲーターがドリップに移動し、ドリップが始まる。蒸らしをしているのか、お湯が温まるのを待っているのか不明だが、ミル挽きが終わってからドリップまでにしばらく時間がかかる場合がある。
こちらがこだわりの6方向からのシャワー。ドリップの時に「ウィーン」と動作音がするが、そこまで気になるほどではない。
ドリップが終わると「ピピっ」と小さな音が鳴りインジゲーターが保温に移動する。他のレビューでも言われている通り、完了の音は小さめで、他の作業に集中していると気付けないことがある。
蒸らしの杯数は1,2,3だが、前述の通り給水タンクに入れた分は全部抽出されるため、1.5杯といった中途半端な杯数も淹れることが可能ではある。(味はメーカーが想定した味にはならないかもしれないが)
コーヒーを淹れるのにかかった時間は7分弱。朝めっちゃ急いでいる時には適さないが、手動で豆を挽いてハンドドリップするよりは短時間で淹れられるのではなかろうか。
味は?
味については、味音痴の私のレビューが参考になるかわからないがとりあえず「美味しい」ことは間違いない。
今まで使っていたコーヒーメーカーと同じ豆の分量、水の量でも明らかに味が違う。少し濃いめで豆の特徴が出ているような気がする。
私としては缶コーヒーやペットボトルのコーヒーでも十分美味しいと思って飲んでいるが、このコーヒーメーカーで淹れたコーヒーは喫茶店で出てくるコーヒーに近いと思う。
メンテナンス性は?
コーヒーを入れ終わったとの掃除は、コーヒーサーバのすすぎとペーパーに溜まった豆のカスをゴミ箱に捨てるだけで完了する。気になる人は洗剤でコーヒーサーバを洗えばいいと思う。
コーヒーサーバも蓋が取り外せるので洗うのは苦ではない。
しかし問題はミルの部分。
ミルはこのように取り外すことができる。水洗いはできないが、分解できるので中に残った粉をちゃんと清掃することが可能。
このコーヒーメーカーの問題点としては、ミル部分に思ったよりも粉が残ることだろう。この写真は1杯分のコーヒーを淹れた後だが、そこそこの量の粉が残っている。
コーヒー豆には油分があるのか、分解してはたくだけでは綺麗にはならない。私はダストブロアで粉を吹き飛ばしているが、周りに飛び散ってしまうのは避けられない。
構造上しょうがないのかもしれないが、もうちょっと粉が残らないような機構なら良いのになと思う。
ただし、この粉残りのせいで毎回掃除が必要なのかと言われると不必要だとは思う。自分は豆を変えたタイミングのみ掃除をするようにしている。
このコーヒーメーカーはペーパー式なので金属フィルタ式のコーヒーメーカーよりもお手入れが楽だと思う。実際に今まで使っていた金属フィルタ式のコーヒーメーカーよりもお手入れは楽になった。
ミルの引き具合
このコーヒーメーカーを買う前に価格コムで検索していたら気になる書き込みがあった。この機種に仕様が酷似したエディオンのプライベートブランドのコーヒーメーカーがあり、そのコーヒーメーカーのミルは細挽き設定にしてもかなり荒くなってしまうという書き込みだ。
とりあえず自分の個体は細挽きにするとこんな感じの挽き具合。少なくとも価格コムに書かれているような荒い挽き具合ではない。
こちらはドリップ後だが、2つ目のダイヤル(調整具合真ん中)にした時の挽き具合。これは結構荒めだが問題なく味は出ている。
ということで、おそらくこのツインバードのコーヒーメーカーは問題なくミル挽きできます。
まとめ
良いところ
・美味しいコーヒーを飲むことができる
・コーヒーを淹れるまでのステップは少なく、手軽に飲める
・コーヒー界のレジェンドが監修したという安心感
気になるところ
・お値段は高め
・ミル部に溜まるコーヒーの量が多い
コーヒーメーカーを探す旅、ここでゴールといった感じ。今まで安物買いの銭失いでそこそこのコーヒーメーカーに手を出しては壊れて交換を繰り返していたが、ここにきてしっかりと美味しいコーヒーメーカーに出会うことができた。
ほんと初めからこのコーヒーメーカーを選んでいたらなぁと今までの行動を後悔している。
ミル付きだからと言って手間がかかるとは思えない。美味しいコーヒーを飲みたいならおすすめです。
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