GR2ユーザ朗報?Image Syncに変わる良さげなアプリがあったので紹介したいと思う。その名は「GR Remote Viewer」
アップデートされたiOS版Image Sync
以前AndroidバージョンのImage Syncがアップデートされて使いやすくなった旨の記事を記載した。その後2018年9月27日にiOSのImage Syncもアップデートされ、バージョンが2.0.0になった。ただ、大変残念なことに不具合が出ているらしく執筆時点では公開中止になっている。
Android版を使う限りでは2.x系になったImage Syncは使い辛かったUIがかなり改善され転送用アプリとしては問題なく使えるようになった。ただ、私はiOSの新バージョンがリリースする前に異なるアプリに乗り換えていた。
GR Remote Viewer
私が今GRの画像を転送するのに使用しているアプリはGR Remote Viewerというアプリだ。執筆時点では1200円でiOSのアプリとしてはちょっと高額な部類。
このアプリはRICOHが公式で公開しているアプリではなく、個人?がリリースしているアプリだ。公開されているのはXiao Xiaoさんで、中国の方ではないかと予測している。アプリに関しては日本語にも対応しているので無問題。ちなみにInstagramなどでGR2を検索するとアジア圏、特に中国・韓国でかなりのユーザーがいるらしく、向こうの方がアプリ作成などの活動が活発なのだろう。
GR Remote ViwerがImage Syncより優れている点
Image Syncのアップデートを楽しみにしていた私がGR Viwerに乗り換えた理由は、自分の用途にGR Remote Viwerがあっていたから。ここからはImage Syncから乗り換える理由となったGR Remote ViwerがImage Syncより優れている点を紹介する。
iPhoneでもNFCでGR2に接続できる
GR2は本体側面にNFCのアンテナが内臓されており、AndroidであればNFCを利用して本体に接続できる。ただ、iOSだとその機能を活用できない状況だ。
しかし、GR Remote ViwerであればiOSでもNFCを利用してGR2に接続することができる。実際に接続してみたときの動作を動画で撮影してみた。
普通であればiOSのWi-Fi設定画面でGR2を選択し、接続されたことを確認してからアプリを起動するという手順を踏む必要があるが、GR Remote Viwerであればアプリ内で完結する。いちいち画面を遷移する必要が無いのはかなり快適。
FTPサーバとして動作する
iOS端末に写真を転送した後にPCに写真をさらに転送したい場合、MacであればAirDropを利用すれば簡単&高速に写真を転送することができるが、WindowsではAirDropを使うことができない。DropBoxやメールを利用すれば転送できないことも無いが、非常にめんどくさい。
しかし、GR Remote ViwerであればアプリがFTPサーバとして動作するのでWindowsでも少ない手間で写真を転送することができる。写真を大量に転送する際は時間がかかってしまうが、数枚程度であればこの転送機能で十分だ。
その他
上記の他にもImageSyncではなぜか利用できないアプリでのリモート撮影ができたり、アプリが位置情報を記憶しておくことにより自動的にジオタグを付与する機能などImageSyncが持っていない機能を複数搭載している。
具体的にどんな機能があるか
画面遷移
画像が圧縮されるのでかなり見辛いと思うが、画面の遷移はこんな感じ。もちろん全ての画面パターンを網羅している訳ではないが、イメージを掴んでもらえれば。
カメラとの接続
アプリを起動すると接続画面が出てくる。NFCで接続することができるが、NFCで写真データをやりとりする訳ではない。NFCでWi-Fiの情報を共有し、写真データはWi-Fiでやりとりする。
カメラの中の写真
カメラとスマホが接続できると写真のサムネイルが表示される。サムネイルをタップすることで写真の詳細を表示することができ、ダウンロードもできる。ダウンロード先はアプリ内の領域か、直接カメラロールに保存することができる。ちなみにサムネイル、詳細表示の画像はアプリが生成している訳ではなく、GR2がWi-Fi接続用に自動で生成している画像だ。なのでサムネイルの画像や詳細の画像の綺麗さはImage SyncであろうとGR Remote Viewerであろうと変わらない。
もちろんサムネイル画面で画像を複数選択してダウンロードすることもできる。アップデート前のImageSyncは複数選択がし辛かったのでそれに比べると格段に操作しやすい。
アプリ内の写真
写真をアプリに保存すると保存した写真のタブに写真が追加される。この画面からiOS標準の機能で共有したり、写真を拡大表示したり位置情報を追加することができる。アプリない写真と言った考え方はImageSyncと似ている。
アプリの設定・FTP、WebDAVサーバとしての動作
このアプリの私の中での最大の利点はアプリをFTPサーバとして動作させることができること。これによりAirDropが使えないWindowsでも簡単にアプリ→PCへの写真ファイルのやりとりができる。この機能があるので私はカメラからダウンロードした画像は全部アプリ内に保存するようにしている。アプリ内に保存されている写真しか、この機能を使うことができない。
その他の設定として自動位置情報情報付けができる。ただ、私は撮影した写真は全てGooglePhotoにアップロードし、Googleの機能で位置情報を付与しているのでこの機能は使っていない。
まとめ
現時点での感想はGR Remote ViwerはImageSyncを完全に上回っている。アップデートという点についても今のところは定期的にアップデートされているようだ。そももそGR2のファームウェアが更新されると言ったことが無い限り、使えなくなることは無いと思うが・・・
GR Remote Viwerは有料アプリだが、私にとっては買う価値があるアプリだった。
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