先日PCでiOSの位置偽装をできるソフトを紹介したところ、EaseUSさんからもiOSの位置偽装(変更)ソフトをリリースしたと紹介をいただき、製品版のライセンスをご提供いただいたのでレビューする。
>>今回紹介するEaseUS MobiAnyGoの公式サイトはこちら<<
EaseUS社について
EaseUS社について簡単に紹介しておくと、EaseUS社はPCのバックアップやHDDのクローンソフト、データ復元ソフトを作っている中国の会社。
有名どころのソフトだとEaseUS Todo Backupがあり、私もPCのHDDをクローンするのに使用したことがある。
EaseUS MobiAnyGo
今回提供いただいたのはEaseUS MobiAnyGoという製品で最近リリースした製品だそう。
これはPCからiOSの位置情報を操作するためのソフト。このソフトも以前紹介したソフトと同じくGoという文字が入っており、明らかにとあるゲームソフトを意識していることがうかがえる。
もちろんこのソフトを使って位置情報を操作し、ゲームを行うことは規約違反となるので注意が必要。
使ってみた
MobiAnyGoも他の位置情報偽装ソフトと同じく「テレポート」「ルート移動」「複数ルート移動」のモードを使うことができる。
使用してみて思ったのが以前紹介した位置偽装ソフトと使い方や使い勝手がかなり似ており、やれることも殆ど同じであった。
起動すると上記の様な画面。
iPhoneを接続していない状態で起動させると上記の様なガイダンスが表示される。イラスト入りで親切。
漢字なども中華性にありがちな怪しいフォントではないのは好印象。さすがこの辺りは昔からソフトを作っているだけのことはあるかな。
起動するとこんな感じ。モード選択は地図の上のUIからタブ切り替えの様に選択する。
この画面を見て思ったのが、UIや地図が以前紹介したソフトに酷似している。
おそらくだが、ベースのソフトがあって、各メーカーがそれぞれチューニングしている様な形態なんじゃないかな。
テレポートモード
このモードは特定の位置へ瞬間移動するためのモード。ゲームアプリなどを起動したままこのモードを使って長距離移動させるとBANになるので注意。
使い方は簡単で、地図上で飛びたい位置をクリックして移動ボタンを押すだけ。
2か所モード
2か所モードは特定の2点をあたかも徒歩や車で移動しているように位置を変更してくれるモード。
上記画像の様に最短距離で移動するのではなく、地図の道に沿って起動する。しかも一方通行の場合は一方通行の指示に従って移動する。
移動速度も選ぶことができ、最大10m/を選ぶことができる。ここはもうちょっと早いスピードも選べるようになってほしいところ。
マルチスポットモード
これは複数の地点を通過するようにルート設定ができるモード。2か所モードと同じく、10m/sまで速度の調整ができる。
地図上でマウスをポチポチ押して経路を選ぶだけなのでかなり簡単にルートを作成することができる。
良いところ
このソフトを使ってみて良いと思った点。
マルチスポットモードの経路をお気に入り登録することができる
表題の通り、マルチスポットモードの歩くルートをソフトに記憶させることができる。
他のソフトだと経路までは記憶させることができなかったのでこの機能はかなり便利。お気に入りの画面もちゃんとルートとスポットの位置とで区別されている。
デバイスの再起動をソフトから行える
ソフトで位置情報を変更するとデバイスの再起動をしない限りGPSを掴まなくなってしまう。このソフトはソフト終了時やマップ上にあるボタンからデバイスを再起動できる。
なぜかGPS掴まないな~といううっかりミスを防ぐことができる。
気になるところ
気になる点もいくつか見つかった。
ケーブルを外すと位置情報データがソフトに記憶されない
説明が少し難しいが、デバイスをPCから切断するとソフトの位置情報がリセットされてしまう。
上記の通り、ソフトで位置情報を変更してiPhoneのケーブルを抜く。
そうするとデバイスが切断された旨の警告が表示される。
その後iPhoneを再度ケーブルに接続すると全く違う位置情報を読み込んでしまう。
おそらくこの位置情報はPCのIPアドレスから推測で出している場所だ。
他のソフトの場合だとケーブルを再度接続した際は、ソフトで最後にいた場所を表示してくれるため、この仕様は少し不便。
2か所モード、マルチスポットモードのスタート位置を変更できない
なぜか2か所モード、マルチスポットモードのスタート位置を変更することができない。もし今の位置情報とは違う場所からスタートしたい場合は、一旦テレポートモードで位置を変更してから2か所モード、もしくはマルチスポットモードを開始させる必要がある。
これは余分なひと手間なのでぜひ改善してほしいところ。
費用
費用は1か月、1年ライセンス、永久ライセンスから選ぶことができる。執筆の時点で1か月のライセンスは1190円。永久ライセンスは4790円。永久ライセンスがあるのはうれしいポイント。長期間使用するなら永久ライセンスのほうがお得なので、私が買うとしたら永久ライセンスかな。
ポケモンGOやその他ゲームで使えるか
実際のところ、ポケモンGOやその他ゲームで使えるかという点だが、このソフトも端末の位置情報を変更しているだけなので位置偽装としてゲームで使用することは可能だと考える。ただ、あくまで位置偽装だけなのでゲームでモンスターを捕まえたりとか、自動でアイテムを拾うといったことはできないので、そのためには別の手段を用意する必要がある。
そして、もちろんだが位置偽装はゲームの規約違反となるため、使用した場合アカウントが停止する可能性があるので注意。
まとめ
○良いところ
- ルートを保存できる
- 日本語へのローカライズがきちんとされている
- EaseUSというある程度実績のある会社。サポートも期待できる
×微妙なところ
- 他の位置偽装ソフトで感じたダメなところを継承してしまっている
- デバイス切断時に位置情報をソフトが記憶してくれない
正直探せば同じようなソフトはごまんとあるかもしれないが、その中でも各社独自のチューニングをしているといった感じだろうか。
ちょっと痒い所に手が届かない点があるが、ほかのソフトではできない部分も実装していたりする。
もしどの位置情報偽装ソフトを使おうと思って悩んでいる場合は1つの候補として選んでみても良いかもしれない。
>>今回紹介したEaseUS MobiAnyGoの公式サイトはこちら<<
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