1PasswordのiOS買い切り版からBitwardenへの移行の際に少し手間取ったので方法を記載しておく。
前提条件
私が使用していた1Passwordはかなり昔にiOS版で無料配布をしていた買い切り版の1Passwordで、今はすでに存在していない配布形態っぽい。
今は1Passwordはユーザ登録が必須だが、当時はそうではなくユーザ登録をせずログイン情報はスタンドアロンで管理し、Dropbox等でバックアップを取っていた。
今回はそんな買い切り版1Passwordを細々と使っていた人用の手順。
移行手順
iOS版の同期作業
まずはiOS版の1PasswordでDropboxに同期作業を行う。
1.1Passwordのアプリの設定画面から同期をタップ
2.プライマリをタップ
3.同期を開始をタップ
4.Dropboxと同期をタップ
5.Dropboxの認証を行うと同期が開始される。デフォルトだと「/Dropbox/Apps/1Password」にファイルが保存される。
1Passwordのバージョン7のダウンロード
現在配布されている最新版の1Passwordのバージョン8は1Passwordのユーザ登録が必須でDropboxでの連携ができないみたいなので、1Passrodのバージョン7が必要。
1.1Passwordのダウンロードサイトの下の方に旧バージョンのリンクが存在する。
2.通常のアプリと同じようにインストールを行う。
Dropboxアプリのダウンロード
Dropboxのアプリのダウンロードを行う。1PasswordはDropboxアプリをインストールしないとDropbox連携ができない。
1.Dropboxのアプリをダウンロードサイトからをダウンロード
2.通常通のアプリと同じ様にインストールを行う。ダウンロードしたdmgファイルをクリックしたら自動でファインダーがホップアップすると思っていたが、私のMacだとホップアップしてこなかったのでファインダーを直接確認する。
3.インストールしたらファイルを同期しておく。
1PasswordアプリでDropboxのアカウント情報を読み込み、エクスポート
1.1Passwordのアプリを起動すると以前に1Passwordを使ったことありますか?と聞かれるため、Dropboxを使用して同期をクリック
2.Dropboxを同期してくと勝手に1Passwordのデータが保管されているフォルダを調べてくれるので確認後、「選択した保管庫を使用」をクリック
3.するとDropboxから1Passwordのデータが読み込まれるので、読み込まれた状態でメニューバーの「ファイル」→「エクスポート」→「すべてのアイテム」をクリック
4.マスターパスワードを問われるのでパスワードを入力
5.パスワードを入力すると書き出し先を問われるので好きなところを選んで保存する
bitwardenにインポート
1.bitwardenにログインし、「ツール」タブからデータのインポートをクリック。
インポートをするファイルの形式を1Passwordを選択。
インポートするファイルを選んで「データをインポート」
2.すると1Passwordのデータがbitwardenにインポートできる。
まとめ
1Passwordの買い切り版からbitwardenに移行するための手順を記載した。
ポイントとしてはiOSの買い切り版を使っている場合は、Dropboxなどで同期しておくこと、1Passwordのアプリのバージョンは7以前をダウンロードすること。
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