ライトユーザがM2 MacBook Airを購入したので簡単レビュー

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今までずっとMacはMacBook Proを購入していた私だが、今回MacBook Airを購入したのでレビューしたいと思う。

MacBook AirのレビューはYouTuberがたくさん開封動画とかを上げているので開封はそちらにお願いするとして、実際の使用感とか気になったこととかをツラツラと書いていく。

目次

乗り換え理由

私が今までノートPCとしてMacBook Pro13インチ 2018年モデルを使用していた。このモデルは13インチMacBook Proに初めて4コアCPUが乗ったモデルで、めちゃくちゃCPUが高熱になってしまうモデルだった。膝上で使用しようとすと本体がすぐ高熱になってしまい持っていられなくなる程だ。

また、バッテリーの持ちもかなり悪く、Lightroomで画像を編集していると3時間ほどでバッテリーがなくなってしまう事があった。

そのため、低発熱でバッテリー持ちが脅威的と言われるApple Siliconに期待し乗り換えようと決意した。

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購入したスペック

私が購入したMacBook Airのスペックは以下の通り

CPU/GPU8コアCPU,8コアGPU
メモリ16G
ストレージ1T
カラースペースグレー
電源30W USB-C電源アダプタ

GPUは悩んだ末にMacBook Airでゲームやグラフィックを扱うことはしないので8コアで良いかなと思い、8コアGPUモデルを選択した。動画をMacBook Airでゴリゴリ触る様な人であれば10コアにした方がいいかもしれない。

メモリについては賛否両論あると思うが、昔からMacはメモリ喰いという印象があったため、念の為16Gにした。24Gでも良かったと思うが、そこは予算と折り合いをつけた。

外観デザイン

外観やデザインのレビューなんて他のレビュアーと同じ様な事しか書けないが、まあ一応。。。

MacBook Proからの乗り換えでも満足いく外観デザイン

今までのMacBook Airは楔形のデザインで、ヒンジ部分が太くなっておりパームレストが薄いといったデザインが採用されており、それがMacBook Airのアイデンティティでもあったが、M2 MacBook AirではMacBook Proと同じ様にヒンジからパームレストまで同じ分厚さのデザインが取り入れられた。

今までMacBook Airを購入していなかった理由の一つとして、自分がどうもこの楔形デザインが好きではないという点があった。しかし、今回のデザインはMacBook Proにすごく似たデザインをしており、個人的には満足いくデザインだ。素直にかっこいいデザインだと思う。

しかしながら、今時のノートPCはもっとキーボードの部分が奇抜なデザインであったり、色も斬新な色があったりする中で、MacBook Airのデザインは保守的なデザインとも言える。

今回私は今まで使っていたMacBook Proと同じスペースグレーを選んだが、色合いは全く同じ。詳しくない人が閉じた状態のMacBook AirとMacBook Proを見ると差を感じないのではなかろうか。

本体の薄さはMacBook Proとさほど変わらない。MacBook Proは若干全体に丸みを帯びているため、一番分厚い部分はMacBook Airの方がスリムだ。

ただ、デザインは確実に進化しており、角が全体的に丸みを帯びており、持った時に気持ちが良いし、以前のMacBook Proよりも新しい世代のMacなんだなと思える。

シンプルで同じ様な形状なのにどことなく新しい感が出ており所有満足度が高い端末だ。

ライトグレーなら指紋はそこまで気にならない

MacBook Airは今回新色が展開されており、特に人気などはミッドナイトだろう。自分は机の上の色合いから従来からあるスペースグレー色を選んだが、ミッドナイトで言われているのが指紋問題。

正直同じ「手」を使っているなら指紋の付く量は変わらないとは思うが、スペースグレーならばやはり指紋は目立ちにくい 。

やはり光の加減で見ようと思えば指紋が付いているのが見えるが、そこまで気にならない。指紋や汚れが気になるユーザはミッドナイト以外を購入することをおすすめする。

画面の縁のゴムはやめてほしい

相変わらず前のMacBook Proと同じ様に採用されたのが、画面の縁のゴム。

個人的にはこれはやめて欲しくて、今まで使っていたMacBook Proはこのゴムが劣化して少しベタついていた。また、ゴムに爪を立ててしまうと傷が戻らなくなるため注意が必要。

今まで使っていたMacBook Proは画面の開け閉めの時に触る部分のゴムがかなり劣化してしまっている。

残念ながら画面の縁にゴムが付いており、おそらく高温多湿の日本だとこの部分が加水分解するだろう。

M2 MacBook Airを使ってみて

2週間ほどM2 MacBook Airを使ってみた感想としては…

M2チップ最高

これに尽きる。M2チップというよりもApple Siliconが最高というべきなのかな。おそらくM1 MacBook Airもかなり良かったのだと思うのだけれども。

まず一番驚異的だと思ったのがバッテリー持ちだ。これだけバッテリーが持つと私の使い方だと1日は余裕で持つ。

今までのIntel MacBook Proの場合必ず充電器を持ち歩いていたが、M2 MacBook Airなら「まあ充電器はいらないかな」と思えるほどバッテリーの持ちが良い。

また、仮想環境も全く問題なく動いている。もちろんゲームといった用途は向かないがOfficeやブラウザでの作業であれば何のストレスも感じる事は無い。

驚異的なバッテリー持ち

Apple Siliconの処理能力と共に驚かされたのは、驚異的なバッテリー持ち。

IntelのMacBook Proは乗り換え理由のところでも書いた通り、バッテリー持ちがかなり悪くLightroomで写真を編集しながらブログを書いていると3時間ぐらいでバッテリーの残量が足りなくなってくる状態だった。

M2 MacBook Airは本当にバッテリーが減らない。日中ずっとブラウジングをしながら、時にはLightroomを触ったり仮想環境で作業をしてもまだバッテリーが残っているほどだ。

このバッテリー持ちはM1の頃からの様だが、M2でもちゃんと継承されており今時のノートPCはこんなにバッテリーが持つのかと感動した。

ファンレスの排熱

M2 MacBook Airはファンレスモデルとなっている。そのためどれだけ高負荷をかけても静かに処理をしてくれる。

ただしこれは高温にならないというわけではなく、やはり断続的に高負荷をかけるとCPU温度が100度を超える。

Lightroomで写真を普通に編集するぐらいであれば高温になる事は無いが、複数枚の写真を書き出すとすぐに100度となり、サーマルスロットリングが発生する。

しかしながら基本はそんなに熱くなる事はなく、intel MacBook Proでは膝の上で作業ができなかったのに対して、M2 MacBook Airはなんら問題なく膝上作業ができる。

ちなみに、筐体は冷却用の穴が目立つところには空いておらず、スピーカー兼用でヒンジの部分に穴があるだけだ。

こんな冷却の事を考えていない様なデザインなのにここまで熱をもたないのは、Apple Siliconの実力がすごいという事なのだろう。

軽くて快適・・・

M2 MacBook Airの魅力はひとえに軽くて快適という部分だろう。今まで使っていたMacBook Proは動作が遅いというわけではなかったが、時々動作が引っかかることがあり常にさくさくした動作を求めたい私としては少し不満があった。

MacBook Airはこの軽さ、薄さで本当に快適な動作をしてくれる。そのため、今まではメインのWindowsPCでばかり作業をしていたが、今は家の中でもMacBook Airを持ち運んでリビングなどでも作業をする様になった。

それほど快適で、作業をしたい!と思わせる端末。

キーボードは打ちたくなる心地良いキーボード

2018年のMacBook Proは悪名高きバタフライキーボードを搭載していた。 とはいえ自分はそこまでバタフライキーボードに否定的な意見は持っていなかったが、M2 MacBook Airのキーボードを触った事でバタフライキーボードは実は打ちづらかったんだなという感想に変わった。

キーボードは薄いが、ある程度ストロークがありとても打ちやすい。よく考えると10年ほど前に使っていたMacBook Proと同じ様なキーボードだが、当時よりもキーボードのがたつき?が減って打ち心地が良くなっている気がする。以前レビュー記事を書いたsatechiのキーボードよりも打ち心地は上だと思う。

ちなみに、私は今回見た目重視でUSキーボードを選択している。この辺りの感想は別記事で書きたいなと。

8コアGPUは今の所性能不足を感じない

私が選んだM2 MacBook Airは8コアGPUのモデル。特に8コアGPUで足りるから選んだというわけではなく、純粋に予算の都合でストレージを1Tにする代わりに8コアGPUにしたという感じ。

まあ、言い訳をするとそもそもMacでゲームはやらないし、今の所動画編集をやることもないかなーとも思っていた。

結論、私の用途だと8コアGPUでも何ら問題なく快適に動作している。

DisplayLinkを使って3画面表示で作業をしているが何の問題もない。ちなみに接続しているディスプレイは、フルHDのディスプレイ2枚となっている。

Youtuberや他のレビュー記事を読むと、10コアのGPUでも長時間負荷をかけるとサーマルスロットリングのせいで8コアと変わらないぐらいの処理速度に落ちるとか。ただ、動画編集などは書き出しのタイミング以外は長時間負荷がかかり続ける様な作業ではないため、可能な限り快適を求めるのなら10コアGPUになるのかな。

繰り返しになるが、ライトな動画編集、写真現像であれば8コアGPUでも十分快適である。

スピーカーは可もなく不可もなく

M2 MacBook Airは見えるところにスピーカーの穴が無い。代わりにヒンジの部分に穴が開いており、ディスプレイへの跳ね返りを利用して音が使用者に伝わるようになっている。

聞いてみた感想としては思ったよりも籠った音では無いなといった印象。ただし低音が聞いた深い音ではなく、ノートPCのスピーカーの域は超えていない。

ヒンジの部分にスピーカーの穴があるため、クラムシェルモードでも端末を開いている時と同じ様に音が聞こえる。これは良くなったポイントかな。

ただし、自分はクラムシェルの時は外部スピーカーに接続する様にしているのであまり恩恵にあずかれないかな。

2018年 MacBook Pro 13インチとの比較

せっかくなので2018年 MacBook Pro 13インチと色々比較してみた。

2018年 MacBook Pro 13インチのスペック

CPU/GPU2.3GHzクアッドコアIntel Core i5/Intel Iris Plus Graphics 655
メモリ16G
ストレージ512GB
カラースペースグレー
電源61W USB-C電源アダプタ

私が所持しているMacBook Proは2018年の13インチMacBook Proで、CPUをカスタムしていないモデル。メモリはM2MacBook Airと同じ16GBでストレージは512GBにアップグレードしてある。

起動時間

完全にシャットダウンしてから、起動ボタンをクリックして計測を開始。

電源ボタンを押してから、起動の際のプログレスバーが進む速度が明らかにM2 MacBook Proの方が速い。どちらもSSDで書き込み速度が高速だが、7秒の差が出た。まあこれぐらいの起動速度であればどちらも速いとは言える。

Lightroom写真書き出し

Lightroomで90枚の写真を全く同じ内容で編集し、JPEGで書き出した時の時間。

90枚の写真出力だが、1分以上差が出た。この時、M2 MacBook AirはすぐにCPU温度が上昇し、サーマルスロットリングが発生した状態で処理されていた。MacBook Proの方も徐々にCPU温度が上がり、ファンが全開状態での処理となった。

iMovie書き出し

iMovieで30分の動画を書き出した時の比較をしてみる。データソースは同じで、iPhoneのフルHDで撮影した動画ファイルをカット編集したものになる。

これは思ったよりも差が出た。出力時、MacBook Airはそこまで温度が高くなる事は無く、サーマルスロットリングが発生する前に出力が完了した。

一方MacBook Proの方はかなり高回転でファンが回っていた。

まとめ

良いところ
・軽い、薄い、さくさく
・バッテリー持ちが驚異的
・シンプルながら新しくなったデザイン(素直にかっこいい)

気になるところ
・ファンレスが故にサーマルスロットリングが発生する

正直、現状私の中ではなかなか欠点が見つけられないほど満足度の高いノートPCだと思う。

もちろん、デスクトップの自作PCと比べたらパワーも劣るし、カスタマイズ性にも劣る。しかしながら私はノートPCにそんなことを求めてはいない。

さっと持ち出して、その場でさくさく作業ができる。そんなパワーをM2 MacBook Airは持っている。

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この記事を書いた人

どうもZuxikkuです。
日本語だとズィックだとかジックって呼ばれています。
外国の方だとズクシーとか。ガジェットとか新しいもの大好き。

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